腐女子に……と言うよりは、お尻ふぇちなホモの方々におすすめか。腐女子にはちょっと勘弁とか言われちゃうかなぁ?
とにかく、男のお尻がこれでもかと言うほど羅列される。
でも全然エロじゃない。健康的な映画である。
もちろん、肉体的なゲイムービーでもない。
でも、何となく、今観てみるとそこはかとなくゲイな気分に。
白黒の、昔の映画だから、もしもゲイ色を盛り込むとしても間接的にしかできなかった時代だし。そうして映画を作ってきたと淀川おじさんも生前言ってたし。
勝新太郎も田村高広も、若くて。
特に田村さんは、さすがハンサム俳優兄弟の長兄だけある。年をめいてからは味のある俳優って感じだったけどね。
勝新太郎さんは、なんともかわいらしい感じで、お尻もむっちり丸くて。内容とは関係なく楽しめた。
内容自体は、こねたが面白いというか。
全体は、もしかしたら退屈に思う人もいるかもしれない。
久しぶりに観ると、何とも構成すら新鮮に見えるから不思議。
ふと思い出してみると、過去に観た日本映画も、途中で異様にホモ臭いやりとりが組み込まれていたなあと思い出す。
別に恋愛沙汰ではなく。
男同士のやりとりとして、奇妙。ふつうしないよねって言うようなネタがね。あるのよ。
とある映画では、二谷秀明と宍戸錠が、しばかれた状態で鼻がかゆくなったから掻いてくれと鼻を擦り合わせてみたり。日常では考えられないでしょ。
腐女子の私でも、アレはイヤーンな感じだったなぁ。
これに比べれば、兵隊やくざにおける田村さんの勝新に対する執着なんて乙女な純愛って感じ。