昨日後輩の家に集まって鑑賞会をかねた忘年会を実行。
同じ監督で、同じ脚本。編集も監督と同じ。
ストーリーは別物。
ということで、とりあえず先に作られたDVD版から鑑賞した。
シャンパン飲みながら、最初の感想といえば。
「へたくそだなぁ」
どんなにビジュアル的に良かろうが、不自然な台詞回しと態度に興ざめである。
後にメイキングをみていて、そのときのほうが俳優たちも全然魅力的。これって俳優としてどうよ?という感じに。
中身も、BLをファンタジーと言い切る監督による作品なせいか、それとも、明らかに参考文献としたBL作品はアレだろうと、私たち全員が想像した作品のせいか。
一番悩むべきところをスルーして別のところで悩んでる人ばかりの、いわゆるJuneじゃない作品になっていた。
故に萌えどころもなし。(エッチシーンもあったけど、萌えるどころか、必要なしって感じ。)
後輩が少し萌えるかもと反応したのはメイキングでの一シーンだったりする。
まあ、DVD版より劇場版のほうが同じ俳優も巧くなってたけどね。役どころが編集者から教師になったからではなく、彼が勉強した成果だろうと思いたい。
ちなみに、どっちの作品もスタイリスト代えた方がいいと思う。……と思うくらい、素材の良い美少年達そろえてるのに変だった。
ついでにいまどきの若者は、あんな言葉つかわねーよ的台詞回しは、どうなんだ?
と、文句しか出ない。
唯一一寸美味しいかな?というのが、劇場版の脇役カップル(?)。主人公達よりよっぽどJune精神あったね。
やはり一人で観ないで正解かもな映画。
実際後輩には「これ、一人で観たら辛いですよね」といわれた。で、私としてはこれ買っちゃったわけで。
解ってて買ったんだけどね。一回でも皆で笑えればいいかと思ってたんだけどね。後が困るよね。
二度と観ないだろうなと思うDVDだが、果たしてブクオフで買い取ってくれるだろうか……
一応、市販品だし、大丈夫かな?
手元にある薔薇族映画は、買い取ってもらえないものなのでずーっと手元にあるわけで。
処分に困ってる。
そういや、DVDのおまけに変な映画の宣伝が載ってた。
「日本以外全部沈没」と、「ヅラ刑事」。
いずれもとんでもな作品。
後輩の後輩が観たというのだが、それはそれでマニアックすぎ。