近未来SFホラー?
あるアパートに住むプログラマー。現在の仕事はアンチウィルスコードの作成。
彼の元に謎の小包が届く。
中を開けても空っぽ。
それが、何度も届くのだ。
ふと気づけば牛乳アレルギーなのに毎日大量に牛乳を飲む自分が居た……
箱の中身は、無いように見えてあったのだ。
このアパートの住人、なんとなく妖しい人ばかり。
世界観が近未来とは思えない普通の小汚い街だけど、スーパーマーケットとかだけは変に小ぎれいでかえって不気味。
少しずつ何か変だと感じて追いつめ得られていく主人公だが、最後には誰を信じて良いかもわからなくなる。
そして結末は……
オチを言ったらこれからみたいと思ってた人はつまらんだろう。
ちょっと何度か見直さないと解らないところもあった。ふとよそ見して見落とすと判らなくなるというか。まあ大筋は解るけど、ちょっと気になるのね。付録のトレイラーでは、不条理SFとか言ってたけど、不条理?かな?こう言うの、有りだと思うんだよね。怖いけど。
実際もうずっと前にサブリミナル広告なんてものもあったし。
自分が本当にその商品を良いと思って買ってるのか分からなくなる感じが怖いね。
もちろん、人も死ぬし、不気味な人々も出てくる。
全体にさび付いた暗い画像なイメージなので、雰囲気は出てる。
ちょっと微妙な怖さの映画。
はたしてこれをヒットととるか、うんこととるかは観た人次第かも。
私は……ヒットまでは言い難いけど、まあ観て損したとは思わない。