「優しい毒」投稿時のラ○ス文庫評
投稿ありがとうございます。楽しく拝見いたしました。 結論から申し上げると、商業的に見て娯楽性が弱いと思われます。サスペンスにはなりきれず、葉山と紅林の事件を向坂と桂川がくっつくためのエピソードとして扱うにはページ数を割きすぎています。 葉山と紅林の2人をレズではなくホモにしてみたら、また違った展開になったのではないでしょうか。例えば向坂が葉山に拘束されたときなど、男同士だともっとエッチくさくできると思われます。 また、キャラクターに関してですが、向坂と桂川、2人とも良識過ぎるというかおとなしすぎてインパクトが弱いと思われます。どこか壊れた部分、というか桂川が好きだと突っ走って押し倒すくらいの強引さが欲しいなと感じました。読者をひきつけるキャラクターの魅力というものをよく考えて、キャラクター設定に取り組んでみてください。 他に気になったのは、桂川が半分医者で、向坂が医学生という設定ですが、御自身の本業が歯科医師ということを考えると、私どもとしては医者もの以外で書けるのかどうかという点で、二の足を踏んでしまいます。 ただ、向坂が拘置所にいる葉山と面会し、向坂が桂川のことを好きだと自覚し、受け入れるあたりの盛り上がりはよく書けていましたし、文章面での特に問題となるような点は見受けられませんでした。 よろしければ、また他の作品をキャラクターに注意しつつ、書いて送ってください。 1997年9月24日 ラ○ス編集部 |
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初めて投稿したとき、感動するほど丁寧な対応をして貰った。 上記の文は感熱紙に打ち出され、まるまる山田のために書いてくれたもの。作品も最後まで読んでくれたようだ。 しかも返信用封筒を同封しないにもかかわらず宅配便で作品自体送り返してくれる丁寧さ。 思わず2度目もここに投稿しようと思ったくらい。 一応いわれたこと意識したつもりで一本書いたんだけど、途中パソの調子が悪くなったり忙しくなったりで、間があいてしまったら、同じ人には見て貰えない状況になったようだ。 投稿がいっぱい来るようになったのかもね。 まあ、内容的には承伏しかねる部分もあるんだけど、商業ベースに載せるための努力っていうのはまた別物って事ねと友人と話し合った記憶有り。 確かに、ただ2人がくっつくだけの話なら長すぎるんだから。その辺が書きたかった訳じゃないしなぁ。 結果的にエッチな話になったのはキャラに引きずられたからだし。 まま、何かの参考になれば嬉しいです。 |
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