台詞、モノローグ一切無し。ひたすらＢＧＭとしてクラシックが流れるのみ。
しめった音も無しに様々な体位でやりまくる貴公子まがいの男達は、みんな総立ちだ。
仕事じゃないな。
趣味と実益だなと思わせる起ちっぷりに、ぼかしがついていかないようだ。
多分本番してたし。とにかくアレがよく見える。それが好きなら美味しいビデオ。
女性向きのホモビデオとして売られてはいるが、女性が見てはたして美しいと感じられるかどうか、はなはだ疑問。
いっそ滑稽なほどに腰を振る男達の姿に、私たちは茫然自失。もう笑うしかなかった。
でも、きっと、私たちがまとめてみた８本の中で、一番事実ホモな人たちのファーストチョイスにすべきなのではないだろうかと思った。実用的な一本である。
ちなみに少しだけストーリーがある。台詞も何もないけれど、一人のキャラが持つ熊の縫いぐるみ。ここに、沈黙のストーリーがはっきり描かれているので。その熊の存在はじつに印象的である。だから、とってもとってもホモくさいけど、大好きな作品だったりする。
