2005/03/03(Thu) 23:27:05 |
観た。そう悪くもなかった。それよりも、ターゲットの女子大生の品性を疑うし。設定どうにか出来ないものだろうか。 だって、聖女性のある役なのに、本屋で売り物の画集破るわ、落とし物の財布から中身抜き出して猫ばばするわ……問題あり。 それともあの国では、それが当たり前なのか? もちろん、これは悪い男の罠である。でも、こんな罠は、その人の品性によってははまるわけのない罠だ。で、はまるような人は、やはり出来心といっても、設定に要求されるおきれいな印象の女子大生とは遠い。まあ、とにかく、その辺以外で、台詞のない目でものを言うやくざの男は絶品なり。しかもこの男、罠にはめといて、自分だけはこまさない。娼婦に落として置いて、客が彼女を抱くのをマジックミラーで観るのみ。で、これって純愛?否。ちょっと変態。 抱かなきゃ純愛なのか?否。 ついでに、監督の、娼婦に落ちたことが汚れるという表現。その前からこの女、一番大事な部分で汚れてるじゃんといいたい。 で、娼婦が聞いたら怒るよ。職業で春をひさぐ人は、けして汚れてるという表現はされたくないと思うし。娼婦でも美しい心があるんだと書きたかったと、平気で言うあんたこそ、一番差別してるんじゃないのか?と詰め寄りたくなったのだった。 つまり、この映画。面白いんだが、自分の中の闘争心というかナニかイヤな部分わしづかみ。後味は良くない。 |
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